今挑戦中の、マスターシューフィッターのスクーリングの課題、
靴型(自分の足の)制作!
苦労しました。
今まで靴を作る現場で何度も目にしている靴型ですが、
自分で削るとは思ってもいませんでした。
課題で与えられたので、いい機会だと思い挑戦しましたが、
想像以上に緻密で、微妙なサイズを表さなければならないことがわかり、
ますます靴を大切に販売しなければという気持ちが強くなりました。
靴型がなければ革靴は作ることが出来ません。
靴型次第で、履き心地や見た目も大きく変わることも改めて痛感しました。
又、靴型職人が日本ではどんどん減っている現状も知り、
今後の日本の革靴づくりに危機感を持ちました。
安くできるからと、どんどん生産地を海外に移してしまう、
今の業界のままでいいんでしょうか?
日本の靴には日本の靴づくりの文化があります。
それを守っていくのも我々業界人としての務めのような気もします。
その為に、日本の靴の良さや価値をお客様に伝えていくことが、
我々靴小売業に携わる者の使命じゃないかとも思います。
店頭では、小難しいことも言うことがあるかもしれませんが、
事情をご理解いただけると嬉しいと思います。
大苦戦はしましたが、何とか期日までに課題の靴型制作を、
仕上げる(自分では仕上げたと思っていますが…)ことが出来ました。
この靴型を基に、職人さんが靴を制作してもらえるんです。
出来た靴の履き心地がどんなふうかはドキドキ、ワクワクです。
結果については、後日(たぶん11月のスクーリング後)ご報告します。